会計詐欺のローカル食堂、罰金1000万VNDと営業停止3か月の処分 – 社会 – VIETJO 日刊ベトナムニュース
2015/02/04 18:08 JST配信
東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市ホアンホアタム通りのローカル食堂「ハオロンソン(Hao Long Son)」(94 Hoang Hoa Tham St., Ward 2)で日本人が被害に遭う「会計詐欺」が発生した事件で、同市観光サービス調査隊は2日、同食堂に対して1000万VND(約5万6000円)の罰金を科し、更に3か月の営業停止処分を下した。この事件は、日本人男性とベトナム人女性の2人が1月19日22時30分ごろに同食堂で食事をしたところ、220万VND(約1万2200円)の会計となり、ビザカードでの支払いを求めた日本人客に対し、食堂オーナー自らがPOSレジで会計額の10倍に当たる2200万VND(約12万2000円)を決済したもの。更に食堂オーナーは、2人に対する返金を渋り、事件から10日近くが経過してようやく返金に応じたという。
男女2人の注文(シャコ、エビ、貝、チャーハンをそれぞれ1皿、ビール1本、オレンジジュース2杯)に対する会計220万VND(約1万2200円)は許容範囲内で、高価格設定に関する違反には当たらないが、返金を渋った行為が消費者保護などを定める政令第185号/2013/ND-CPに触れたとして、同規定に従い厳重な処分が下ることとなった。
こんな事件が発生していたのですね。
ブンタウでは、結構こういうボッタクリが発生しているようなので気を付けて下さい。
この店は、再犯のようで、しかも有名だったみたいですね。
ローカル食堂の食事に2人で2200万VND!会計詐欺に要注意、日本人も被害 – 社会 – VIETJO 日刊ベトナムニュース
なお、上記の食堂「ハオロンソン」は、会計詐欺を繰り返していたことで悪名高かった食堂「フオンベト(Huong Viet)」が店名を変えて営業しているもの。ブンタウ市はホーチミン市から約120km東南に位置し、海水浴場として人気を呼んでいるが、こうした「会計詐欺」がいたるところで繰り返されているのが現状だ。
一応蝦蛄やエビを食べているとはいえ、写真のローカルな店の様子から比べると、記事中の会計220万ドンというのもちょっと高いなと思いました。 で、ちょっと詳しく見てみる事に。
記事中にあった領収書の画像を拝借。なるほど220万ドンの会計になっていますね。
注文した品は、ニュースでは、「シャコ、エビ、貝、チャーハンをそれぞれ1皿、ビール1本、オレンジジュース2杯」となっていますが、確かにそうなっているようです。上から、
蝦蛄0.7kg→98万ドン
エビ0.6kg→52万ドン
貝0.5kg→42.5万ドン
海鮮チャーハンx1→15万ドン
おしぼりx2→1万ドン
ビールx1→2.5万ドン
オレンジジュースx2→9万ドン
となっているようです。蝦蛄、エビや貝類はkg当たりの単価が出ています。海辺のお店では普通ですね。
しかし・・・、この外観のローカルレストランのレベルから見れば、それぞれの値段が高すぎます。ホーチミン市内のレストラン並みの値段ですね。しかもベトナム人女性は小食なのでこのような所に行ってもそんなに食べません。女性もオレンジジュース1本ずつ、男性もビール1本しか飲んでいないようです。どう見ても飲み食いをたくさんしたようには見えません。ところが、領収書には、蝦蛄とエビで1.3kg!凄い量にみえますが、こんなに食べたのでしょうか?一皿ずつ注文したという事なので、大した量は食べていない気がしますがどうでしょう。
という事で、実情は分からないので完全に推測にはなりますが、この領収証の値段だけでも十分すぎるくらい儲かったのではないでしょうか。
それともブンタウでの食事ってこんなに高いのかな・・・